「精油の瓶は、遮光でなければならない」
というのは、アロマセピーを学んだすべての方が
知っていることですね。
酸化反応を速めてしまう
紫外線を遮断しなればならないからです。
その遮光率は
(高) 黒色>白色>=茶色>緑色>青色>透明 (低)
なので、現行の瓶の中では「茶色」の瓶の遮光率が
高いということですね。
決して透明の瓶に入れ替えたり
しないようにしましょうね。
色というのは、無意識のうちに
私たちに影響を及ぼしているようです。
Hill and Barton(2005)は,
「2004年のアテネオリンピックにおいて,4種の競技(ボクシング,テコンドー、レスリングなど)に関して各選手の勝率を調べたところ,赤のグローブ,防具,ユニフォームなどを身に付けた選手は青のものを身に付けた選手よりも勝率が有意に高い」
そして「この現象は競技者の実力が拮抗しているほど生じやすい。」
と報告しています。どうやら、赤を見ると瞬発力が低下するらしいのです。
つまり、赤の選手と対峙した青の選手が,赤を目にすることによって瞬発力が低下し,勝率が下がるということなんだそう。
でも男女別に分析し直したところ,「赤の選手の勝率が高くなるのは男性競技者の場合のみで,女性競技者の場合は赤の効果は生じない」ことも分かったのです。
それは、女性は月経を経験することから、赤に対し脅威を感じないからではないかと考察されていました。
力を抑制せず接触するアメフト、ラグビー、レスリング、ボクシングなどのコンタクト競技の男子のウエアは赤がいいってことですね。
こんな研究もあります。
Fetterman, Liu, and Robinson(2015)は,
「赤色を好むヒトは青色を好むヒトに比べて,見知らぬ人間に対して敵意を抱く傾向が相対的に高い」
ことを示しました。
フィギアの選手が青いユニフォームを好むのは
戦う競技じゃないからなんでしょうね。
審判に好かれなきゃいけないですものね。
私たちもケアルームや病室に行くときの持ち物は
優しい色使いにしなくちゃいけないですね。