11月…毎年この月は、新しい臨床アロマセラピスト®コースのスタートの時。
世間では、臨床(クリニカル)アロマセラピーとメディカルアロマセピーを間違えていたり、混乱している人も多い。
臨床現場でアロマセラピストとして活動していても、していることは臨床アロマセラピーではないこともよくある。
以前、すでに臨床での経験がある方がいて、2年目のコースへ進学はしないと聞いていたので、心配で最後のケーススタディの授業の時に発表をしてもらったことがあります。
やはり、心配していたことが当たりました。臨床アロマセラピーをはき違えていて、患者さんも全然見れていない。アロマセラピーから患者さんを見ている感じですが、できていると思い込んでやっているんだなあと残念に思いました。
精油に詳しいから臨床アロマセラピスト®でもないし、患者さんに施術したから臨床アロマセラピスト®でもない。優しいから臨床アロマセラピスト®でもない。
【授業風景:高齢者のためのアロマセラピー】
「ケア」というものの中で、
アロマセラピーは単なる手段に過ぎない。
アロマセラピーをすることが目的ではなく、
アロマセラピーを使って患者さんのコンフォートが図れなければ意味がない。
じゃあ、患者さんのコンフォート(日本語の安楽ではない)って何をさすの?
患者さんを理解するって?
患者さんの成長って?
私たちの専門性や存在意義って?
私たちのために患者さんがいるわけではない
患者さんのために私たちがいるのだから
学ぶことは山ほどあります。
15期生の19名は、ここから臨床アロマセラピスト®になるべくプロセスが始まります。
来月にはいよいよ病院実習も始まります。
自分と対峙しながら、ケア人としての根っこをつくって、すくすく育っていってほしい。
1年後が楽しみです。