先日精油の流通に関して感じたことがありました。
叔父が急に倒れ、見舞いにいくことに。
普段臨床アロマセラピストとして働いているので、こんな時には香りが何か役に立てば…と、好むかどうか、マッサージができるかどうかわかりませんでしたが、精油を持って行こうと思いました。
ただ急きょのことだったのでいつも使っているKobeAromaCompanyの精油は持ち合わせておらず、向かう途中どこかで購入できればいいと考えていました。何となく柚子の香りを持って行きたいなと思っていました。
ある一般的なアロマのお店に向かい柚子を探すと、季節的にも今が売り時なので店頭に「ゆず」が出ていました。「あったあった!」と香ってみると、「ん…?私が思っているのと何か違う…」と感じました。何度か香りを確かめてみて、お店の中を何周かしましたが、ゆずはコレなのか。箱をよくよくみると、別の精油とブレンドしてあるブレンドオイルでした。これはこれでよい香りなのですが、純粋な柚子の「ゆずーっ!」という甘酸っぱさがやや物足りなく、私の叔父の好みとは少し違うかなということで、ここのゆずを購入することはやめました。
困ったな、どうしようかな…。これまでにいろいろなメーカーさんの香りを香ってきているので、名前を思い出し、きっとここの柚子なら希望に近いはずと思ったところの取扱いショップを検索。ある商業施設に商品が置いてあるらしいとわかり、足早に向かいました。
その商業施設の「アロマコーナー」はそこそこ広く、リードディフューザーなどがたくさん置いてありました。精油は沢山はおいていませんでしたが数種類置いて有りました。希望のメーカーさんの柚子を見つけて、「コレコレ」とホッとして購入して帰りました。
しかし、
家に帰って香りを確かめると「んん??」
香りのフレッシュさが足りないのです。
うわ~!ゆずだー!と広がるあの爽やかさが物足りないのです。。。
きっと商品が回転していないのかな…この柚子は何年かあそこにあったものなのかな…と勝手に思いました。
アロマセラピストでない限り、精油を頻回に買うことは珍しいかもしれません。合成の香りを「アロマセラピー」だと思っている人も沢山いると思います。
アロマセラピストが購入するときは、ある程度きちんと回転していてフレッシュで安全なものが手に入る専門のお店で購入しないといけないなと思いました。
本物の香りを感じる「鼻」を養い、その豊かな香りを届けるアロマセラピストでいたいですね。