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病棟にアロマを届ける~卒業生の活動~

本日は東京7期卒の安達貴子さんのエピソードをご紹介します。

報道される感染者数自体は減ってきているものの、対応をしている医療現場では本当に大変な状況が生じています。
不安と疲労でギリギリの状態になったときに「仲間に対して何かできることはないか…」と考え、安達さんは学んだことを活かしてアロマを届けることにしました。
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私の勤める病院はコロナ受け入れ先ではあったものの、幸いにもしばらくの間は世間で言われているようなパニックにはなっていませんでした。

しかしある日を境に、対応しなければならない患者様が増えはじめ、コロナ病棟のスタッフは突然のことに心がついていかず、人手不足も…という状況に陥りました。

日々いろいろなことが変更して何が正しいのかもわからず、不安や混乱により泣き顔で仕事しているスタッフもおり、マスク・フェイスカバーの圧迫感と通常とは違う状況の維持をしなければならず、職場は一転、まるで戦場のように思えました。

感染対策のため休憩も1人でとり、他愛ない会話をすることもなくなります。「アルコール消毒、手洗いが頻回で消毒するたび、自分が無機質になっていく感覚がする」そんな声も仲間から聞こえました。

私は、「これでは、みんな限界がきてしまうかもしれない…がんばっていても、状況が悪化してしまうのではないか…少しでも気持ちを和らげられるなら、勉強したことを活用してアロマを届けよう!」と思いました。

アロマを知らないスタッフもいるので、正直行動に移すまでは「アロマなんて」と言われてしまうかもという不安も少しありました。

しかし自分で香りを感じて温かさや安らぎを感じたり、目の前のことから、少し離れる瞬間をつくれたらと思い行動に移しました。

マスクに付けるブレンドオイルと、マスクに貼れるsmallサイズのアロマシール、そしてマスクスプレーを作成しました。

▲実際に作成したアロマスプレー・アロマシール・ブレンドオイル
 アロマシールはマスクに貼りやすいsmallサイズ

▲受講中の安達さん


使い方や期待する効果や精油のちょっとしたエピソードをそえて渡しました。

例えば、ティートリーの生息する水辺には動物たちが傷を癒しにくることや
ラベンダーはナイチンゲールも使っていた等…
お渡しすると、ホッコリされ、喜んでもらうことができました。
・朝、香りをクンクンしてから仕事に入るのが日課になった
・癒されました
・香りに癒される自分だったことに気が付いた
・自分でもアロマしらべたよ
・休憩中にシューってして気分を変えている
・香が心地よく、香りの持つ力に驚いている
・N95マスクは、シールをはっても香がしないからもっと香りたいと思って服にもはりました
・残っている香りも心地よい

お渡ししてまだ数日ですが、たくさんの嬉しい感想が届いてきています。
香りで気持ちを整えるセルフケアが、現場で頑張る看護師たちを少しでも支えらて、勇気になっていたら嬉しいです。学んだことをこんな風に活かすことができ、よかったなと思っています。

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