先日、3つ目の母校、神戸市看護大学で授業をしてきました。とても美しい大学です。
この大学には特別な楽しみがあります。
それは勢いよく生えるローズアリーたちに会えることです。
校舎の周り、庭園の至る所にローズマリーの大きな株があります。空気もきれいで、めいいっぱい太陽の光を浴びることができるので、ストレスもなくすくすくと成長しています。
院生の頃は、仕事と勉強で疲れること多く、ローズマリ―の葉をとってきては力をもらっていました。
ローズマリー・シネオールの作用で、頭脳明晰といった言葉が使われますが、確かにラベンダー群や何もしないコントロール群に比べ、記憶力の向上が見られたという報告があります。しかし一方、前頭葉のα波、β波の減少が見られ、警戒心が高まる、また行動は機敏になるが注意力は低下する(誤答が増える)といった報告もあります。
奮起したいとき(運動など)や何か決断するときは良いけれど、正確性を要するとき(試験など)は逆効果かもしれません。
実はこの結果は、臨床アロマセラピストコース9期生の研究で、レモンにも同じような傾向が見られました。
興味深いですね。
単に、活性する、頭脳明晰という言葉ではなく、詳細に理解したいですね。
それから、鼻腔にローズマリーを入れた小児が中毒を起こした事故の報告があります。精油の飲用や高濃度での危険な使用はおやめくださいね。
ローズアリー・カンファ―はもっと注意が必要ですよ。