アロマオイルのことを知り始めた頃、相原学院長の著書「臨床アロマセラピストになる」に出会いました。本の帯にベッドサイドで患者さんに寄り添ってマッサージをされている先生の写真があり、こんなにあたたかで満たされる寄り添いがあるんだなぁと胸が熱くなったのを今でも覚えています。新人のころ緩和ケアを学びたかったこと、配属された小児科病棟で最期を迎える子どもたちとの関わりを思い出し、私のめざしていた看護はここにあると思いHCPSで学びたい!と決めました。
精油の香りと成分をどのように患者さんやクライアントさんに届けていくか、そして人生に寄り添うために自分の人生の向き合い方を深く考えるようになりました。実技の授業は技術だけではなく、心の在り方やクライアントに向き合う前にはまず「自分を整える」ことがいかに大切かを学びました。
HCPSの講義は毎回内容が濃く、現役のドクターや様々な領域の専門の先生方から学べたこと、解剖学や病態生理学は国試の勉強をした時よりもハードでしたが (笑)、それらを乗り越えられたことも今は自信につながっています。
私はHCPSでの学びを軸に、心と心が触れ合うあたたかさを感じるつながりを大切にしています。 長年携わってきた小児看護の経験を活かして、今後はお母さんと子どもを笑顔にするために、子どもの社会問題である不登校、虐待、自殺を減らすために、自分を整え専門知識を駆使しながら仲間と共にお母さんと子どもに寄り添って、心と体を癒していくのが私の夢です。今はケアルームのほか、アロマを通してご縁が広がりボランティア活動を始めました。障がいのある子どもたちとお母さんに香りとタッチングで癒しを届けています。
初めてスクール説明会に参加した時は、学生以来の本格的なカリキュラムを見て、こなせるかどうか不安で諦めました。その後一年間「何故、あのとき始めなかったんだろう」という気持ちで過ごし、やらずに後悔するよりはと二度目の説明会で思い切って申し込みました。今は学ぶと決めて本当に良かったと思っています。もし、悩んでいる方がいたら、ぜひ「HCPSで学びたい」という気持ちを大切にしてほしいです。
<ひまわり小児科ホリスティックアロマセラピーケアルーム>
https://himawari-kodomo.jp/hc/